ソウルに着くと、雨が降っていた。今回のYajioのソウルでの宿は、ヨンビンホテル。
空港からの移動は、新しく出来た、空港鉄道『A’REX』を使う。ソウル駅までは、直通列車で43分。
しかし、Yajio達が着いた時刻には一般車しか無く、こちらは53分かかる。
今回、実に6年ぶりのソウルなので、現在の状況をソウルナビ等で、少し調べてみた。
やはり交通インフラはかなり整備され、ソウル市内の地下鉄路線は東京並みに充実し、ほぼ全ての駅にスクリーンドアが設置され、安全対策は日本より進んでいるようだ。
その地下鉄は、乗車方法が大きく変わり、以前あった旧式の交通カードが廃止され、全てT-moneyと言う、電子マネーに切替わった。もちろん紙のキップ等存在しない。(旧式の交通カードは使える)
ナンだって、こんなにも極端な事をするのだろう?最新鋭の技術とシステムが導入されれば、今まで慣れ親しんだ物等、全否定して、あっさり捨ててしまう。これが、韓国スタイル、経済、文化まで大躍進の源だ。
日本のように、今までのスタイルや技術を熟成させて、更に分厚く構築して行こう等、考えもしない。
だから彼らにはメンテナンス等の発想は微塵も無いし、多分観念すら無いのだろう。
古くなったらサッサと捨てて、更に新しく良い物を、造れば良いだけの事なのだ。実に潔くて分かりやすい。
新しいテクノロジーやアイデアは世界中に転がっているのだ。それらにコリアンティストを加えて、少しだけ洗練された商品に仕立てる。
しかし、開発に思い入れが薄い分、あっさり捨てられる。韓国では消費サイクルが短く、常に新しいものが生まれてくるようだ。ソウルに住めば、ボケている暇など無いのだ。
日本でも、あまり鉄道等使わないYajio達は、スイカとかパスモですら使い方が分からない。
しかし、日本なら従来式の紙のキップもあるので困った事は無いが、ソウルでは、大丈夫なのか?
1番わかりやすく手軽に利用出来る交通機関が地下鉄なのだが、いきなりハードルが高くなったように感じられた。
しかし、実際は、とても簡単スームズに乗りこなせた。まずは、空港でT-moneyを手に入れる。
これはとても簡単で、空港にあるファミリーマートで簡単に買える。でもT-moneyは最初、空なので、この時にチャージしてもらう。
『T-money』と、言えば新しいカードを出してくれ、『幾ら分チャージしますか?』と、聞いてくるのでカードの料金の他にチャージ分のお金を払う。
Yajio達は10,000ウォン分それぞれチャージした。使い方は、PASMOと同じ、多分Yajioは使った事無いので。
やっぱり空港に鉄道が乗り入れてくれると便利だ。バスは終点まで行くならいいのだが、途中下車の場合、今一、降りる場所がわかりづらい。電車なら、降りる駅は確実だし降りてからタクシーも直ぐに乗れる。
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