新しくなった東大門
東大門の衣料市場周辺、もすっかり様変わりしていた。まず、この辺りランドマークだった東大門運動場は取壊され新しい、フッアションタウンとして再開発中だった。
昔、この辺りには路上に大きなテントを張り屋台というより、もう立派なフードコート状態で皆、オープンエアのテーブルで、好きなものを食べ、チャミスルで酔っ払っていた。
歩道には、一目でわかるパチ物のブランド品や時計、アクセサリーが
それこそ、日本のお祭りの、縁日状態にずらりと並び、Yajio達は、あんなもん買うヤツがいるんかと思ったが、あの頃、この辺りの民族は、それらのお店に群がっていた。
道路は、そこらじゅう路駐が当り前で、駐車場に入る車は何時も大渋滞&クラッションで喧しく、オートバの荷台には、昔、日本でも使ったゴミ袋用の黒い大きなビニール袋に詰められた、商品を山のように積んで走り回っていた。
ミリオレ前の特設ステージでは、K-POPのアイドルとDJのライブパォーマンス、またこれに群がる人々。
ミリオレの中は、所狭しに小さなお店が入り、派手な色使いの洋服が並び、深夜だというのに、売子もお客も、やる気満々だった。
あの頃の東大門のパワーには、とてもYajio達、日本人にはついて行けなかった。
しかし、今回、行った東大門に、あの頃のパワーは感じられなかった。
深夜まで賑わっていたミリオレも、新しく出来たフッションモールに、どこか肩身が狭そうで寂しげ。
通りにもあまり人が出ていなく。裏通りの食べ物屋も早めに店じまい。
もちろん、韓国は物凄いスピードで発展しているので、態々、昔のように夜中に地方から、人海戦術でここへ、買い付けに来なくても、オンラインで発注して、宅配で直ぐに届くのだろう。
きっと再開発された街は今より、もっとすっきりと洗練され、衣料市場という性格は次第に薄れ、渋谷や原宿のような、おしゃれなファションタウンに生まれ変わって、ここから、新しいデザイナーやニューモードが生まれて行くのだろう。Yajioにとっては益々無縁の場所になりそうだ。
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『DOOTA』や『ミリオレ』もYajioには興味なし。 |


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