変り行く海雲台

 Yajioの大好きな海雲台だが、ここにも再開発の波が押し寄せていた。

 元々、海雲台は観光特区に指定されビーチを中心に、高級ホテルも建ち並び外国人専用のカジノもあり、他の地方とは比べようが無い程、開発は進んでいた。

 それでもYajio達が初めて海雲台に来た時は、田舎の海水浴場という感じだった。
 地下鉄の駅からビーチまでの通りは埃ぽくて、まだ空き地も多く屋台が並び、イカや貝を焼いたり、チープな水着や浮輪等を売っていた。

 それが、訪れるたびにキレイになって、道路は整備され、砂だらけだった歩道が見違えるようになった。
 駅からビーチに行く通りの左側エリアには、モーテルや少しボッタクリ気味の不味くて、いかにも海の店と言う食堂が密集していたのだが、それが殆ど無くなっていた。

 変わりに、モーテルは、ホテルとしてリニューアルし、食堂は少しお洒落なカフェや居酒屋に代わっていた。
 もちろんお店は、夜中まで営業し、中には朝までぶっ通しの店も沢山あり非常に活気がある。

 それと最近、ここへ来る度に感じるのだが、外国人がやたら多いのだ。もちろんYajioも外人だが、白人が多いのだ。
 元々、海雲台は、カジノや高級ホテルが立並ぶリゾートなのだから、昔から外人(白人)は確かに多かった。

 しかし現在のコヤツラは、そんなホテルには無縁の人種で、ベロベロになるまで一晩中、路上で騒いでいるヤツもいる。
(実際、外人ばかりでなく、地元の民族も、一晩中、居酒屋で夜明かししたり、野宿をする、若いヤツラは沢山いる。)

 まるでバブルの頃の六本木状態だ。それでも、日本にいた外人は、日本人がおとなしい為、随分と行儀が良かった。
 だが、ここいらの外人は、地元の民族がパワーが有る為、それにに負けない様に、瓶ビールをラッパ飲みしながら、タクシーに因縁付けたり、随分凶暴だった。
 きっとそれが彼らの本来の姿だろう。(未だに、アジアンをなめてる白人は多い。)

 今回特に、Yajioが感じたのは、高層マンションが随分と多くなった事だ。
1番、象徴的なのは、海雲台から広安里に向かう広安里大橋からの景色で、この国の勢いその物だ。

 海沿いに建ち並ぶ高層マンション、その傍には、キレイに整備された公園、おまけにマリーナまである。
 日本で見ていた韓流ドラマに出てくる風景は実在していたのだ。まったくこの国のパワーは、羨ましいかぎりだ。

釜山の地下鉄でもT-moneyは使える。
この風景は、昔から変わらない。
海までのメインストリートは、とてもきれいに整備されていた。
海岸線には、高級ホテルが立ち並び、大型のショッピンモールや
高層のタワーマンションも次々に建設され、道路もきれいに整備され、
韓国でも、とても洗練されたエリアになっている。