『新竹から内湾まで』

 新竹から、1度、六家線で『竹中駅』まで行って、そこから本来の内湾線に乗換える。 いよいよYajio達の内湾線の旅の始まりだ。

 内湾線も他の2つのローカル線と同じく、山の中に入っていく。途中の景色は田んぼや畑があり、日本の地方の風景と似ている。

 今まで乗った台湾のローカル線は、週末になるとかなり混雑した。この内湾線も同様にかなりの乗車率、上りも下りも始発で無いと座る事は難しいだろう。

 特に、内湾駅からの帰りの列車は、20分前くらいから待合室が込みだし、座席を確保するのが難しい。
 だから、途中下車するのなら行きにゆっくり周って内湾を目指し、帰りは少し早めに駅に行って座席を確保したほうが良い。

 内湾老街は、山の中に残されたレトロな街並みだ。雰囲気はとても良いのだが、とにかく人が多すぎる。
 しかし、まだ日本人は少ないようだった。Yajio達が言った時は、日本人と分かる人や日本語は1度も聞こえてこなかった。

 内湾線は六家線部分の新竹⇔六家間は電化されているが、竹中⇔内湾間は非電化だった。

 内湾駅は、内湾線の終着駅でこれより先に線路は無い。駅は、少し高台に在り内湾老街を見下ろす感じで、山奥の終着駅にしては立派な造りだ。

 ホームは1つで、上りも下りも同じ場所に停まる。これより先に線路が無いので、乗ってきた列車が折り返し、上り列車になる。
 列車は、非電化の為ディーゼルだが、エアコンがちゃんと効いている。それと車内にはトイレも付いている。

『新竹駅』

新竹の駅舎は、とても重厚で歴史が感じられる建物だ。
駅前の景色は、日本の地方都市のような街並みだ。
六家から乗って来た電車 台湾にも女性専用車両があった。 西部幹線のホーム
新竹駅構内、持ち帰りの寿司屋さん。一貫ずつラッピングされていた。台湾の人達はとても寿司好きだ。

『内湾線の車窓』

竹中から内湾までは、ディーゼルカーだった。
窓の外の景色は日本の田舎と変わらない。ただバナナの木がある。
ここは、サバイバルゲームのフィールドのようだ。

『内湾駅』

 内湾駅に着いたら、びっくりした。とにかく暑いのだ。そして山に中の終着駅なのに、人がいっぱい降りる。
 今まで、乗った台湾のローカル線の中では1番賑わっていた。内湾駅は、高台に位置していているので、内湾老街を見下ろす感じになる。

 駅前が、内湾老街のメインストリートなので、鉄道利用者にはとても便利だ。しかし、ここへのルートはもう1つ、県道120号が鉄道と平行して通っている為、車で来る人達も多いようだ。

台湾のローカル線はみんなカラフルにラッピングされている。
線路は、まだ続いているようだが、先で行き止まりになっている。
正面は入口専用、左が出口だ。列車が到着すると既に、入口には長蛇の列が出来ていた。
線路の直ぐ脇まで、山が迫っている。
駅は高台に建っている。駅前の広場で路上ライブをしていた。