新しいソウル駅

  ソウル駅はKTX開業に合わせて全く新しくなった。Yajioにとっては前のレンガの建物の方が馴染みやすかったが、これはこれで直ぐに慣れるのだろう。
 
 今日は明日プサンまでの行くKTXのチケットを確保しなければならない。何時もならセマウル号で行くのだが、プサンまでは高速鉄道のKTXが運行されている。
 
 今回の韓国旅行で、Yajioが一番楽しみにしていたのは、なといってもこれにに乗る事だ。【KTX】はもう日本でも知っている人も多い、韓国版の【新幹線】だ。韓国も遂に高速鉄道を開業したのだ。
 
 今までソウル⇔プサン間は一番早いセマウル号でも四時間以上かかっていた。それを時速300kmのKTXで一気に二時間台まで短縮させた。もう韓国に行ったらソウル、プサンのニ都市を周るのは常識になるのだ。
 
 YajioはKTXを利用するのは今回が初めてだが『SEOULNAVI.COM』を参考にさせてもらった。
 
 それによるとKTXのチケットは一般室が2階にあるチケット窓口で、特室が3階のエレベータ正面にあるKTX特室専用チケット売場で購入する。
 KTXの出発口は3階中央にあり、発着時刻や号線、行き先を知らせる電光掲示板(韓国語・英語)がところどころにある。
 
 3階はKTXの専用乗り場になっていて地下鉄から上がってきた場合、駅に建物に入ったらすぐ右手にあるエスカレーターで3階に上がる。
 実に分り易く説明されている。Yajioもそれに従い3階の特室専用チケット売場でチケットを買った。
 
 しかし窓口のお姉さんは愛想が悪かった。前のセマウル号はインフォメーションでチケットを買うことができ何時でも対応は良かった。なんでも進化して発達すると愛想なくテキパキと機械的に処理してしまうのだろう。


韓国の新幹線KTX

 KTXはフランスの高速鉄道TGVの技術をそのまま輸入しているので、車両もTGVそっくり、座席は一般室と特室に分かれてる。一般室が4列で特室が3列。
 また一般室は座席の方向転換ができないため、半分が進行方向と反対方向に固定されている。進行方向と反対のシートには割引料金があるがKTXは絶対に特室にしよう。

これが新しく成ったソウル駅全、面ガラス張りでかっこ良い。
ひっとしてノーマンにでも依頼したか?

新しくなったソウル駅は
地下鉄からエスカレーターで
直結されている。

特室が3階の特室KTX
専用チケット売場

一般鉄道の乗り場と乗車券売り場は2階ある。
KTX一般、セマウル、ムグンファ等のチケットはここで買う。

発着時刻や号線、行き先を知らせる
電光掲示板(韓国語・英語)
これは前のソウル駅と同じ。
KTXの出発口は3階中央にあり、エスカレータで地上のホームに下りる。
これも前のソウル駅と同じ。

1階のホームにはKTXと
セマウル号が並んでいた。

これがKTX日本の新幹線よりカチョイーゾ!

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確かに外見は新幹線よりカッコ良いが、車内はこの通りそのまんまTGV。
これは特室でシートは1:3の横3列全て進行方向にセットされている。
韓国らしく車内にモニターがあり音声はイヤホーンで聞く事が出来る。

ITの先進国らしく車内には
モニターがセットされている。

このテーブルはユーロスターと全く同じ。
特室は缶ジュースのサービスがあるが
プサンに着くまで2回あった。

KTXにはTGVの製造メーカー
アルストム社のロゴは入っている。

出入り口は、赤と青ドア。特室は赤のドア、一般席は青のドア。

どこか寂しけなセマウル号。
でもYajioはお前が好きだ!

プサンの駅もこの通りガラス張りでリニューアル

K T X

  そしてKTXに乗った感想だが、はっきり言ってセマウル号の方が良かった。唯一KTXが勝るものはそのスピード。だがこれこそが鉄道輸送に一番求められる事なのだろう。
 だから韓国も高い金をだしてTGVを態々輸入したのだろう。
 今は契約上の都合で色々あるのだろうが、これから徐々に韓国の色を出して行くのだろう。Yajioは期待しているぞ!!


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