YAJIO'S DOOR


タッカルビを食べに春川へ

どのバスに乗る

 昭陽湖(ソヤンホ)着いた時は気づかなかったがここへ来るバスは、あっちこっちから来ているらしく、どのバスに乗れば春川駅に着くのかさっぱりわからん。切符売場のおばちゃんに聞いたらそこに着くバスだと言うので入ってきたバスに乗り込む。
 運転手に春川まで行くかと聞くと、いかないと言われ、さっきのおばちゃんにまた確かめに行く。どうやら場所はここだが次ぎのバスらしい。今度こそと入って来たバスを指差し、おばちゃんの顔を見る。おばちゃんは笑ってうなづいた。外国に来るとバスひとつ乗るにも疲れる。

 
バスに乗ってしばらくして気がついたが、このバスは春川行きではなく南春川行きらしい。
『あのバァバァ、いいかげんな事言いやがって』
と思ったが、確か日本で春川を調べたとき春川駅は交通のアクセスが悪く、もっぱらひとつ手前の南春川駅が基点になっていると、書いてあった気がする。
 そうか行きに我々が乗ったバスは1日に何本も無い春川駅から昭陽湖行きのバスにラッキーに乗れたのか。春川行きにこだわったら昭陽湖でえらく待たされるとこだった。やっぱりあのおばちゃんは親切だった。

タッカルビ

いよいよタッカルビをたべる

 ちょうど腹も空いてきたので昼飯を食べる事にする。もちろんタッカルビ!これを食べに春川に来たんだから。しかしどこに行けば食べられるの?何時も分からん事ばかり。
 バスの中で『地球の歩き方』を見ると【タッカルビ村】というところがあるらしい。場所は中央ロタリーのそば丁度この辺だ、ここで降りるぞ。
 日本のバスと同じでそばのボタンを押して降りる事伝える。整理券の番号と同じ所の料金を支払う日本と全く同じ。
 
 さて、タッカルビ村はどこにあるのか、少し迷ったが見つかった。なるほど狭い横丁にづらりタッカルビ屋が並んでる。どの店にしようかほんとに迷う。
 でも実際は迷わなかった。だって腹が減りすぎて最初の三軒目位で、客引きのおばちゃんにつかまってしまった。
 
 タッカルビとは鶏肉と野菜と韓国の餅を甘辛いたれで鉄板焼きにする料理、二人前でも、物凄いボリューム、何時もの韓国スタイル。
 運ばれてきた材料を目の前の鉄板で焼くスタイルだが、調理は全てお店のお姉さんに任せて我々は食べるだけ。
 最後に残った肉と野菜に、ご飯やうどんをいれてしめる。日本の鍋料理のコースと同じ感じ、腹が減っていたせいかとっても美味かった。それに物凄く安い。やっぱり来て良かった春川。


タッカルビ村
春川の街

 腹もいっぱいになったし、春川の街を見て周る。小さな繁華街だが、なんか韓国の生活観が伝わってきそうな街。地元の人たちが買出しに来る市場が近くにあった。
 けして賑わってはいないが野菜から肉、魚、豆、唐辛子、食材は何でも揃っている。店をのぞいても南大門市場の様にしつこく売り込まれたりしないのでゆっくり見ることが出来る。
 一回りすると、することも無くなったのでタクシーで春川駅まで戻る。やっぱりこの春川駅の周りは何も無い。春川に行くなら終点の春川駅でなく1つ手前の南春川の方が便利だ。バスターミナルも南春川よりにある。
 
 少し早く駅に着いたので早く出る列車にチケットをチェンジできないか聞いてみたら、立ち席になるとの事、わざわざ指定席を立ち席に変えるのもバカバカしいし、疲れていたので予定の列車で帰る事にした。
 何時も通りビールを買って列車に乗り込むすぐに寝ていまい清涼里に着くまで起きなかった。

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