YAJIO'S DOOR


エキサイティングソウル
 
南大門市場

着いたその晩から

 Yajio達は何時も格安ツアーを使うので、大体夜遅くに着く。しかしソウルなら全然問題ない。早寝早起きのジジイ、バァバァはゆっくり午前便のビジネスで行った方がいいかも知れないが、2時間弱で着くソウルは、週末を利用した格安ツアーのゴミクラスで充分だ。
 
 滞在期間が短い場合は、ホテルの立地だけは、明洞エリアにした方がいい。最近Yajioは明洞に飽きたので江南エリアの安ホテルにしているが、やっぱり最初は明洞エリアが便利だ。なんったて着いたその晩から遊びに行ける。
 
 まず最初に行くのは南大門市場だろう、日本でもおなじみの市場だ。でもまだ行った事の無い人には悪いが、はっきり言ってたいした事無い。そう、あんまり期待して行かなければそれなりに楽しい。Yajioもソウルに行くと必ず寄ることにしている。
 
 南大門市場は夜中の10時過ぎ頃から賑わう。元々地元の人の市場なのだろうが、今では韓国のおのぼりさん商人と日本人観光客相手のガラクタ屋になっている。

屋台

南大門市場の屋台

 地下鉄の『会賢』駅(フェヒョン)の階段を上がると、市場の入口がある。まず最初に目に付くのが通りの真ん中に有る屋台。良い匂いをさせて鉄板の上で何か焼いている。ここの屋台、日本のおでんやみたいにその場にテーブルとイスをだして、一杯飲みながらゆっくり食える。
 
 しかしこの屋台が曲者だ。人なつこいおばちゃんが日本語で客引きしている。料理を見ても日本人が食べてみたくなるような物を並べている。
 初めての時は、つい、ちょと寄ってみたくなりそうな衝動にかられる。もともと夜中12時過ぎから賑わうこの市場が、どうして10時過ぎ頃から賑わうかというと、夜到着した日本人がここにくりだすからだ。

 11時位になると屋台のおばちゃんはもう、てぐすね引いて待ってる、そう日本人というカモが来るのを。ここで、よーく考えろ、自分はNOと言える日本人か。大人数で来て気が大きくなってないか。
 酔っ払ってないか。どっか心の奥で韓国をなめてないか。これが後々大きなミスにつながるゾ。

 いい気になってビールだ真露、サザエ、ホヤ等、人の良さそうなおばちゃんの流暢な日本語で、勧められるまま食ってると勘定の時いっきに酔いが醒めるゾ。大体、1人頭、日本円で1万円はふっかけてける。
 
 ソウルで1人1万円、食うなんてことは大変な事だ。それをソウルに着いてまだ何も解らんのに、市場の入口の屋台で僅か1~2時間でボッタくられる。そんな事にならないように、屋台で何か食う時は一々値段を聞く、もしくは、どうせひやかしで入るのだから何か一品づつで止める。酒はあまり飲まない。
 
 未だに南大門の屋台で盛り上がってる日本人を見かけるが、酒飲んで盛り上がるならもっと安くて良い店がソウルには沢山あるゾ。南大門市場なら『会賢』駅(フェヒョン)の方から市場に入ってどんどん奥の方に進む。大通りに出る少し手前の両側に食堂がずらり並んでいる。

 日本人観光客慣れしているが、表の屋台より安心して食べられる。着いて直ぐの夜飯ならここで充分だ。

ソウルに来たならやっぱりサウナ

 ソウルには本当にサウナが多い。しかしせっかくだから汗蒸幕に行きたい。でも男用の汗蒸幕となるとなかなか適当な所が無い。しかも男女で行ける所はもっと少ない。
 
 はっきり言ってYajioはソウルのサウナはあまり知らない。何回かソウルに行ったがほとんど何時も同じ様な所に行っている。大体1人垢すり、全身マッサージで日本円で八千円~一万円位だ。
 本当は地元の人が行くような所を探せばもっと安いのだろうが、素っ裸になって入る風呂は値段とかより清潔で治安の良い方がと思ってしまう。その位のささやかな贅沢は許してほしい。
 
 Yajioが今までに行ったサウナは全て梨泰院で、まず、ホテルクラウン内のサウナここは男女共に汗蒸幕がある。入口は男女別々で本館、別館と分かている。
 キャピタルホテル内のサウナここは汗蒸幕は無いが人参風呂がとてもグットです。
 玉サウナここは日本人専用で男女共に汗蒸幕が在り男女で行けばお互いの上がり時間を電話で知らせてくれてとても便利どちらかが先に出て待ている必要なし。
 
 韓国のサウナはコースで大体高くても一万円位なのだが、注意する事は行く時間帯だ。日本人のツアー客は皆夕方に集中する。そんな時に行ったら流れ作業で適当に済まされる。
 
 どうしてもサウナは一日の最後の日程になりがちだが、どうせ行くなら早めの時間の方がゆっくり充分なサービスを受けられる。同じお金を払っても雲泥の差があるのだ。
 
 しかし最近では日本の健康センター等でも本格的な垢すりが出来る。しかも安いし、時間を気にする事なく好きな時に出来る。
 時間の余裕が無いYajio達のツアーではどうせ行っても疲れるだけなので最近ではソウルに行ってもサウナには行かない。

ソウルの焼肉はすごいぞ!

 韓国に来たなら焼肉だ!これを外してどうする。初めて韓国に行った時の骨付きカルビの美味さにはホント感激したゾ。
 Yajioはとにかく焼肉が死ぬほど好きだった。しかし、Yajioも年のせいか、今ではそれほど肉を食いたいと思わない。だからソウルの焼肉屋のあのボリュームに付いていけない。
 
 それと日本人も、もう気付いていると思うが、ハッキリ言って焼肉は日本の方がずっと美味い。韓国はタレがやたらあま過ぎる。それにごま油が効きすぎ。骨付きカルビなんか、あれだけの肉を使ってるんだからもっとさっぱり食べさせてほしい。とにかく日本の焼肉とは別物だ。
 
 第一に高すぎる。雑誌に紹介されてる、日本人御用達の炭火焼の店なんか行ったら、一人頭、飲んで食って軽く1万円は取られる。日本と殆ど変わらぬ料金だ。肉の質と量を考えればソウルの方が安いかも知れないが?

 でも焼肉は牛肉だけじゃ無いぞ!ソウルにはもっと美味い焼肉が有る。それは、牛じゃ無くて、豚の焼肉だ。そう、デジカルビ、サムギョプサル等ホントに安くて美味いぞ。二人で飲んで食って(焼肉の他に、鍋等も頼んで)3000円でお釣りがくるくらいだ。

 もう1つはタッカルビ、これは鶏肉の鉄板焼きみたいな物これも安くて美味い。注意する事は牛肉、豚肉、鳥肉は、それぞれ専門店化していて一つの店で全てを食べる事は出来ない。最近では日本人が行くような店には色々とメニューがあるようだが、骨付きカルビ以外なら普通の街中の店で充分だ。
 
 あとソウルで牛タンは食うな。あまり置いてないと思うが、たまに日本人相手の店のメニューに載っているが、多分、韓国人は牛タンを食わないと思う。
 一度Yajioは食べた事有るが、最初そのシロモノが運ばれて来た時、いったい何をもって来たんだ?と思った。なんかサラミみたいなものを薄切りにした物体だった。

『なにこれ?Yajioはこんなの頼んでねえぞ!』
 
なにかの間違いかと思ったが、なんとそれが牛タンだった。(真っ赤で小さな薄い肉)
食べてみると、一応タンの味はするが、パサパサで不味い。日本で食べるあのジュ-シーさはまるで無い。その時、韓国人は牛タンは食わないんだと思った。

 なんか韓国の焼肉を否定してるようだがそうじゃない。特に塩味で食うセンカルビは最高に美味かった。Yajioも20代の頃はバックバック食った。しかし今ではそのパワーが無いのだ。
 これから行く日本の若い奴らは、懐と相談しながらどんどん食ってくれ。そうしないと韓国のパワーに負けちまうゾ。現にワールドカップの韓国代表は強かった。あれは毎日カルビ食ってるからだ。


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