2002年夏の韓国

久しぶりのソウル

 2002年、今年の夏の旅行は韓国にする。韓国へは何回も行ったが、 今回ははっきりとした目的があった。それは『カンジャンケジャン』を食べに行くこと。だいたいYajioの旅のメインは食べ物だ、他はあまり興味が無い。
 
 しかし今からの手配となると、丁度、ワールドカップの時期になる。ワールドカップなら日本でもやっている。わざわざ韓国まで行って見ることも無い。それにこの時期のツアーは高いだろう。それじゃ1ヶ月延ばして7月にしよう。
 
 早速、インターネットで検索する。やっぱり6月のツアーは無かった、7月のツアーを見てみる。結構あるがなんだか高いな、夏休みだからか、それともワールドカップ以降価格が値上がったままなのか?韓国の良さは近くて、安いからだろ。値上げなんかしたら、香港や、上海、北京、台湾に客とられるゾ、しかし安いツアーが無い。最近はHISの韓国も高くなった。

 それならユナイテットバケーション、あったソウル3泊4日で5万円ちょっと、これに決めた。エリアは江南をあえて指定する。しかしユナイテットバケーションは良いぞ、何しろエリア指定、ホテル指定、(クラスによって当然料金は異なる)に追加料金がかからない。おまけに飛行機の時間まで選べて(午前便、午後便、使用では料金は異なる)シートリクエストも出来る。ユナイテットの系列だからか、とにかく安いし、親切だ。
 
 しかもどこかの格安旅行社のように成田のカウンターで永遠長蛇の列に並ばなくても、ユナイテットのカウンターで直接チエックイン出きる。もちろんマイル100%おまけのボーナスマイルも付いて来る。(ソウルぐらいじゃ大したこと無いが)
 今回Yajio達は、行きP5:20、帰りPM12:10の便にした。何時もの様にYajioは出発の時間に間に合う直前まで会社で働いている。本当に働き者なのだ。

いつもと違うソウル

 仁川空港は3回目だが本当に広くて綺麗だ。成田もどうにかしないと香港、韓国、シンガポール等にアジアの主役を取られちまうぞ。しかしなんか変だゾ、なんかいつもと違う。
 飛行機の中から感じていたのだが、仁川空港に付いて更に思いは強くなった。それといううのは日本人が少ないということ。
 
 正確に言うと日本人の若い女の子が殆どいない。何時もは飛行機の中、イミグレーションの列に日本人の若い女の子のグループが沢山いるのに今日は何故か1組もいない。
 いるのは韓国人とその他の外人、ハッキリと日本人と解るのはえらく少ない。しかも皆、男でけっこう若そうだ。
 
 実際にYajio達のツアーもYajio達以外にもう1組若い男の4人組だった。今まで最低でも4組ぐらいはいて、しかも若い女の子ばかりで、その中に男はYajio一人で肩身の狭い思いをするのだが、今回はそんな事は無かった。

 しかしあれだけ盛りあがってた韓国ブームはどうしたんだ。若い女性はこうも飽きっぽいのか、今、彼女達はどこに行ったのか、やっぱり夏は南の島のビーチか?そういえばYajioの娘も8月にペナン島に行くと言っていた。やっぱり、若い子達の夏は海だ!。
 
 しかしYajioは、おやじだ。ワールドカップも終って賞味期限の近づいた、ソウルが似合っているのだ。そんな思いにふけっていると、程なくしてホテルに着いた。まだまだ寝るには時間が早い。
 
 そうYajioは今日中にしておかなければならない事があるのだ。まず明後日に『大田』に行く為のセマウル号の乗車券をゲットしておかなければならない。はたして、この時期の週末のセマウル号のチケットはまだあるのだろか?とにかくソウル駅に行く。
 
 ソウル駅でセマウル号のチケットを買うのは2回目、前回はプサンまでの日帰りツアーだった。日帰りでプサンまで行くのは懲りたので、今回は手前の大田にする。

インフォメーション

 前回と同じようツリーストインフォメーションのカウンターのお姉さんに
 『テジョンまでセマウルのチケット二枚、往復でおくれ』
と頼む。するとお姉さんはパソコンでなにやら検索して、行きの列車に空きは有るが、帰りは無いと言う。幾つか候補を上げて調べてもらうがやっぱり無い。お姉さんが言うには
 『今は夏休みなのでソウル行きのチケットはなかなか取れない』
との事。セマウル以外の列車で調べてもらったが、やっぱり無い。
 
 すこし考えたが、韓国は高速バスが発達している、それじゃ行きは列車で行って帰りはバスにしよう。インフォメーションのお姉さんにYajioのアイデアを伝えたところ、バスなら沢山出ているので大丈夫だと言う。

 『よし、そうしよう。それじゃ行きのチケットだけくれ』
と頼むと、なんと今日の営業時間終了したので窓口で買えと言う。
 『エー!そんなー冷たいじゃないの!さっきまでフレンドリーにしてたのに。Yajiooはハングルしゃべれンのよ。しかも全く読めない、なんとかしてよ!』
 
 Yajioの思いが通じたのか、りっぱな『ダダ』をこねたせいか、お姉さんは親切にも窓口まで一緒に来てくれ、しかも一番先頭に割り込みまでして
(夏休みなので当日発売の窓口には長蛇の列が出来ていた)テジョンまでの切符を買ってくれた。
『いつもながらわがままいってすいません』

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