釜山のホルモン焼き

 今日は本当にハードスケジュールだった。体も参っているので今日の生ものは無しにしよう。ここは1つチャンと火の通った物を。するとやっぱり焼肉か?そういえばここ数回韓国に来てもカルビを食ってないな。
『よし!今夜は焼肉だ!』
 
 さっきここに来る途中に焼肉屋が有った、あそこにしよう。引き返し焼肉屋まで戻るとなんとそこは、焼肉横丁だった。ここチャガルチは魚市場なのだが?でも確かにこの匂いと煙正しく焼肉だ。その匂いと煙に誘われるまま路地に入る。
するとなんだー!

『アンニョンハセヨー!』
『カムサンハニダー!』
『ケンチャナヨー!』
 
 実際はなんて言ってるのかYajioには分からない。しかし、もの凄いハングルシャワーさっき表からこの路地を見たとき、どの店も看板しか見えなかったのに。一歩Yajioが足を踏み入れたとたん、そこ、ここの扉が開き、韓国アジュマがなにやら悪魔の呪文をYajio達に浴びせ掛けてくる。
『怖すぎるぞ!ひょっとしてYajioを捕まえて、その炭火で食うつもりか』
 
 けれどここで引いていては、飯は食えんぞ。とにかく客引きのアジュマをかわしながら店の中をのぞく。するとここいらの焼肉屋は普通の焼肉屋ではなく、ホルモン焼きだという事に気づいた。
 Yajioは、ホルモンとかモツ焼きが大好きだ。むしろカルビよりこっちの方が最近は良い。
 
 もう大体どの店も同じだろ。1番手前の初め入ろうとした店に決めた。店の中に入ると可愛いアガシが迎えてくれる。狭い店で、結構込み合っているが、なかかな雰囲気も良い。
 
 まずはビールと焼酎、ミノにホルモンを注文する。韓国に行き初めの頃は、どの位の量が出て来るのか分からず日本式に一気に頼んでいつも食いすぎていた。韓国人のように無理せず残せば良いのだが、Yajioは幼い頃からの習性で残す事が出来ない。とにかく一皿が多すぎるのだ。
 
 最近はその辺の所は慣れてきたので適量を注文する。ここのホルモン焼きは最高に上手いぞ!Yajioの韓国でのお勧め店ベスト5には入る。味付けが日本人にぴったりだ。それとこの店のヤンニョムは最高に美味い。
 この店には味噌タイプと醤油タイプの二種類があり、特に韓国の香草類を入れた醤油タイプはもう最高のツケダレだ。あまり韓国の焼肉屋でこの手の醤油ベースのツケダレは見かけないが、作り方を教えてほしいくらいだ。


 あいにくYajio達がいた時は雨が続いていたので、この店のアガシに
『明日の天気は?』
と日本語で聞いてみた。別に通じなくても別に構わない。
 すると彼女はYajioの想像をはるかに越えた行動をとった。なんと彼女は自分の携帯で日本語の話せる友達に電話してYajioに話せと言うのだ。

『あのですねーそんな大袈裟な事ではないのですけどー』
すると今度は向かいの席のファミリーのパパさんが、
『あのー少しぐらいなら、私は日本語を話せますよ』
と申し出るではないか。
 
 別にYajioはそんな切羽詰った状態では無いのよ。ただ単にこの店のアガシがあまりに良子だったので少しコミニケーションを取りたかっただけなのよ。それをパパさんまで出きて。
 Yajioに日韓についてでも語らせたいのか?それでもパパさんに明日の天気はと尋ねると明日もやっぱり
『ピ』だった。


この路地がホルモン通り、遠目からではこの通り、看板が出ているだけ。しかし一度こ路地に足を踏み得れると?

この店がうわさの釜山ホルモン焼きだ。しかしYajioは店の名前が分からない。看板のハングルを解読してYajioに教えてくれ。

この店は珍しく、一軒で独立しているが、殆どはフロアに何件かが雑居している。

この通り、何時もの韓国スタイルで薬味が盛り沢山。
 もちろんYajioはニンニクも唐辛子も生で食べる。これを体験すると日本のサンチュ、キムチの高い事。

この手前の薬味たっぷりのタレにホルモンを付けて食べる。これが非常に上手い。韓国の焼肉NO.1だ!! ここの料理は全てがグット。Yajioは、他にビビン、ムルネンミョンまで行かせて頂きました。

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