チャガルチ市場
釜山に着いた夜の夕食だ。今日は朝からホントろくなもん食ってない。何しろ朝はインスタントラーメン、昼はハンバーガーまるでその辺のガキが食うような物ばかりだ。
ここは一発ビシと決めた物を食おう!釜山と言えばやっぱり刺身か?幸いYajio達のフェニックスホテルからチャガルチ市場は通りを挟んで目の前だ。早速市場に繰出すぞ!
ここの市場は少し普通の市場と違う、普通、魚市場というものは朝の商売だと思うが、今はもう夜の7時を回っている。しかしこの活気まだまだやる気だ。
Yajio達も負けてはいられない。とりあえずは定番成っている刺身センターを覗いて見る。ここはガイドブックやテレビでも良く紹介される所だ。
しかし、中は割と狭くて魚の入った生簀と相撲の升席のような小上がり席が着いている。1つの店は狭くて二坪程度か?ここは買った魚をその場で食べられるみたいで、既に焼酎の入ったオヤジが沢山いた。
『なんか良い感じだ。Yajioモードに入ってきたぞ!』
良く見ると日本人ばっかりかと思ったが、わりと韓国の人も混じっている。
ここはもう有名に成り過ぎて観光客相手で値段も高いような事を聞いたがはたしてどうか?
とりあえずは店内をリサーチ、だが重大な事に気が付いた。目の前の新鮮な魚に心を奪われ舞い上がってしまったが、実際Yajioはこの雰囲気は好きなのだが、この中で食事は出来ん!
そう!やっぱり厨房と食卓は別々でないと、自分の選んだ食材を目の前で調理してくれるのも良さそうだが、あまり全て見えてしまうと何だか?
それによ〜く見るとやっぱりここは市場だ。足元はグチャグチャに濡れているし、第一、生グセーンダヨー!
Yajioはそれ程神経質では無いがやり慣れない事はしない方が良い。もう若くないし普通の『オッサン』なのだ。
そう考えると急に食欲もなくなり、冷静に店内を見て回れる。しかし客引きが強引で、店同士がくっ付いているので文字通りのヒッパリダコ。もうアイドル顔負けの大愚で、
『刺身、タベル?』
『シャチョー、平目ヤスイヨー!』
『鯛、三万ウォーン!』
ゆっくり魚を見る事も出来ない。それでもここの魚は少し小ぶりだった。
のっけからこの有様で、韓国パワーに圧倒されっぱなしで本当に一発決められるのか?
ちなみに、ここで買った物は上の階の食堂でも調理してくれるので、冷蔵庫と生ゴミと一緒の食事はチョットと言う人はそちらにいってくれ。
外に出て岸壁の方に行ってみる。どうやらここから渡し舟が出ているのか通勤帰りのサラリーマンという感じの人達が舟を待っている。その横の小屋というかテントのような店で、表にテーブルを出して何か焼いて皆食べている。あれは一体なんだ?Yajioは気になったが今回はYajioの連れに却下されてしまった。
見よ!韓国のこのパワー既に七時を廻っているのにまだたまだ活気に満ちている。
ここは市場だからしょうがないのかも知れないが、もう少しディスブレーにこだわろうぜ!こうやってデーレと生魚が重なっていると。
ここが有名な刺身センターの1階だ。結構日本人も居るが,お前等、腹は大丈夫か?無理スンナヨ!
ここは魚だけでは無く、南大門辺りにある、豚屋もあって、あの豚ご飯もここで食える。
薄暗い路地でも店開きをしている
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