首露王陵

 ここは、駕洛国(金官伽耶)を建国し首露王(スロワン)のお墓だ。首露王は、金海金氏の始祖でもある。王妃は、インドから来たお姫様だったらしい。

 首露王には、金の卵から生まれたと言う伝説がある。だから、首露王は金さんなのだ。実に分かりやすい話だ。
 しかも、この時生まれた子供は、首露王1人ではなく、他に五つの卵から5人の王も生まれた。

 そして、その卵は誰かが生んだのでは無く、亀旨峰(クジボン)」という山に空から降りてきたのだ。まるでウルトラマン状態だ。
 この話は、日本の天孫降臨のモデルではないかと言われている。
 
 Yajioなんかは人間が卵から生まれる訳が無いので、首露王自体の存在を疑ってしまう。韓国の、金さん達からすれば、何とも罰当たりなヤツなのだ。

 Yajioが訪問した時は、完璧な貸しきり状態だった。今まで行った、韓国の歴史的な史跡、慶州、扶余に比べて寂しすぎる。

 もっとも、半島の歴史では、伽耶は周りの連合を含めても、百済、新羅、高句麗を、圧倒したと言う事は無かったので、やっぱりこのくらいが自然か?

 しかし、一時代、圧倒的な勢力を誇った百済でさえ、現在ではこのような遺跡は残っていない。
 もちろん王陵等は、後世の人達が建てたのだろうが何故、首露王は未だに祭られているのだろう。

 多分、それは首露王が、日本の神武天皇と同じように神話や伝承の存在だから、後世の権力者が何かと都合良く解釈したのだろう。
 その結果、現在のような状態で復元され、保存されている。これは日本でも同じだ。
 首露王陵の前に、インフォメーションがある。
もちろん日本語の観光マップも、チャントある。
Yajioが訪問した時は、完璧な貸しきり状態だった。
首露王陵は、納陵正門の奥にある。
王陵自体は円墳で新羅時代に建てられたもので、元々の形は分からないらしい。
また、納陵正門に双魚文様が、描かれている。
この文様は、インドの王国で使われる文様らしく、
ここからも首露王とインドの関わりが、分かるらしい。
しかし、これは後世に建てられた物なので本当なのか?
王陵の左側エリアには駕洛遺物館
 これら出土品は、首露王の物なのか?
ハングルで能書きが書かれていたがYajioには読めなかった。
しかし、この国の歴史はファンタジーに包まれているので分からない。