平渓線に乗ろう

ローカル線の旅

 台湾2日目、今日は台湾のローカル線『平渓線』で十分瀑布を見に行く。十分瀑布とはただの滝だ。
 平渓線は台北近郊の総延長12.9kmのローカル線。基隆河の上流に沿って渓谷を進んで行く。かつて沿線には炭鉱が点在していて、周囲の鉱物運搬を主目的に敷設された。
 現在は炭鉱は閉山していて、もっぱら観光客を乗せた観光列車となっている。本来の主目的の鉱物は運搬はされていないようだ。沿線には日本統治時代の建物が未だに使われている。Yajioは日本のわたらせ渓谷鉄道とタブってしまった。

 平渓線はローカル線と言っても、日本のWebサイトでも沢山紹介されているので比較的簡単に乗る事が出来る。しかし、そうは言っても台湾ではローカル線に違いは無いので、各列車の時刻、乗継等の時間はしっかりチェックしたい。Yajioはここでリサーチした。台湾国鉄サイト 瑞芳車站のサイトここだ。

 まず平渓線に乗るには台北から、東部幹線で瑞芳まで行く。ここから平渓線に乗るのだ。しかし平渓線は1時間1本しか走っていない。Yajio達は平渓線に乗った後バスで九分まで行くので、しっかりした計画を立てないと駄目だ。Yajioの立てたスケジュールは下記の通りだ。


台北-瑞芳

7:50発

8:35着

莒光號 51号 

62元 

瑞芳-平溪

9:00発

9:42着

平渓線

1日乗車券54元 

平溪-十分

10:30発

10:45着

平渓線 

〃 

大華-瑞芳

12:46発

13:03発 

平渓線

〃 

瑞芳-九份

成り行き

バス

19元

九分-瑞芳

バス

瑞芳-台北

15:55発

16:36発 自強號(PP)1088号

80元 


前日の台北駅で


 よしプランはバッチリだ。後は計画の通り実践出来るかだ。それは、行きの瑞芳までの切符をゲットする事から始まる。切符は前日に買うことが出来るので夜市で食事をした後に台北駅に買いに行った。
 しかし、何処で前売りの切符を買うことが出来るのか?肝心な事は何時も行き当たりばったりなのだ。何時もの様にインフォメーションにお世話になる。すると前日発券分は既に終了との事だった。
 係りの人が何処まで行くんだと言ったので瑞芳までの列車番号を書いたメモを見せた。
これなら明日でも買える、当日券を買え』
と言われた。

 夜市でゆっくりし過ぎたのが行けなかったか。確かに切符は当日でも買えるだろう。しかし指定席が取れるかどうかが心配だったので少しでも早い方がいいだろうと思って前日に買う事にしたのだ。

切符を買う

 台北駅はホームが全て地下にあるた為、外から線路が見えない。外観はかなり立派なのだが鉄道の駅というよりなんか体育館みたいだ。
 台北駅の切符売り場は1階にあるがここは窓口販売のみで、地下1階で自販機での購入が出来る。改札は地下1階で、売店等もこの階にある。車内での食料の仕入れはここが最後だ。
 ホームは更に下の階の地下2階にある。Yajioは台北は始発駅でそれより先に駅が無いのかと思っていたら、始発で駅では無く普通の中間駅だった。
 当日の切符は今日車票という窓口で簡単に買える。下手くそな北京語で話すより、行き先、時刻、列車番号、切符の枚数(張、二枚なら2張)書いたメモを渡した方がすんなり買えるぞ、あんまり無理すんな!


夜の台北駅

夜の台北駅

朝の台北駅

夜の台北駅、すでに前売りの窓口は
閉まっていた。残念!

当日券の窓口は結構混んでいる。空いてる窓口で
用意したメモを渡せば直ぐに発券してくれる。

時刻表

時刻表

窓口

時刻表は漢字で書いてあるので日本人なら問題なく読める。
白のパネルの方は各停車駅が案内されている。
デジタルの方は出発時間、ホームの番号、行き先が案内されている。

今日車票の窓口、料金はコンビニの
レジのようにデジタルで表示されるのでとても分かりやすい。

台北駅

売店

地下ホーム

ホームは地下2階

地下1階の売店、台湾は長距離列車でもビール等アルコール類は売りに来ないのでここで仕入れてから乗る事。

地下のホーム


瑞芳へ向かう

 Yajio達の乗る莒光號51号は案の定、指定席は無かった。これから45分間立ちっぱなしだ。しかし外国では席が空いていれば本来の乗客がくるまでよく他人が座っている事が多いので、Yajio達も台北駅で素早く空いているシートを見つけ暫く座っていた。少したって指定券持った本来の乗客が来たので席を空けた。
 しかしこの列車は本当混んでいるのだ。週末という事もあるのだろうが、多分前日でも指定席は無かったかもしれない。
 瑞芳到着は定刻通り、ホーム中程、第二月台出口のところに平渓線の1日周遊券の発売窓口がある。1日周遊券54元これは非常にお得なので、これから平渓線に乗る人は絶対ここで買ってくれ。
 ホームの出口の改札ぬけて、階段を下りて地下道を潜ると駅のホールに出られる。そこに切符売り場もあり、帰りの切符はここで買う。Yajioは帰りの日程も決まっていたので直ぐに帰りの切符を買う事にした。なんとか帰りは指定席を確保できた。


莒光號51号

莒光號51号

莒光號51号

Yajio達の乗った莒光號51号は、この通り通路まで混み合っていた。

 

 

台湾の列車は何処となく日本の列車に似ている。

平渓線の切符売場

平渓線の切符売場

瑞芳の切符売場

瑞芳のホーム中程に上の写真の平渓線の1日乗車券売場がある。
平罫線に乗る人は改札を出ずにここで切符買う
平罫線の列車はこのホームから乗れる。

帰りの切符は改札を出て階段を
降りて地下道を潜って下の
窓口で買う。

平渓線沿線

瑞芳駅

瑞芳のホーム

平渓線沿線の案内板、各駅の
観光スポットが案内されている。

台湾の案内板は漢字で書かれていて
日本と似ているのでとても分かりやすい。

瑞芳駅


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